展開のもつれがあったとはいえ、間髪入れずHBカマシを見舞い、ライバルたちを振り切り逃げ切った。最近の山原は構えることなく緩めば駆けるスタイルで、自信を持って長い距離を踏んでいる。

「緊張していたしウォーミングアップの最中は重くてきつかったけど、顔見せで軽かったのでこれは長い距離を行けるかな、とは思っていました」としてやったりだ。

　2場所前の小倉の準決では「自己ベストの上がりタイムがでたんです」と11秒7のまくりを決めるなど近況は充実一途。

「自分でもわからないんです。謎の好調(モード)」と本人も言うが、初日も強豪を相手に自信を持って1周駆けた。

「サマーナイトは少しでも油断をしたらすぐ決勝に乗れなくなる。だから明日も油断せずに気を引き締めて走ります」と2日目も積極的にポイントを稼ぎにいく。(netkeirin特派員)