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【いわき平競輪】自力自在が基本! 花田将司の魅力

2021/05/31(月) 11:00 0 3

いわき平競輪場で29日に開幕した「東京スポーツ杯(FI)」。最終日6Rに出走する花田将司に話を聞いた。

ピカピカの新車で登場した花田将司

 花田将司のレースへの臨み方が好きで、個人的に気に掛けている選手の一人。3年ほど乗った自転車から乗り換えて、今節は開催の3日前に届いた新車で登場。ピカピカである。

 何が違うのか訪ねると、「シート角が違います。これは75°がセオリーなんですが、今までは79°、今回のものは77°です。この角度によってサドルの位置も1.5センチ後ろに下がります」との事。「角度が立っている(数字が大きい)と階段を一段ずつ上る感じで、寝ている(数字が小さい)と階段を飛ばして上る感じ」だそうだ。素人の私に理解できるはずもないのだが、何も知らない一記者の私にも丁寧に説明してくれた事が有り難い。

丁寧に自転車の説明をしてくれる花田将司

 そんな花田選手の競走スタイルは、自力自在が基本。これも対戦相手との力関係で、タテが通用するのか? ヨコで勝負しないと勝ち目がないのか? によって変わるようだ。「付いてくれた選手に、付かなきゃよかったと思われないように」との思いが根底にあるようで、毎レース気持ちが伝わってくる。

 2日目は、カマシ気味に仕掛けて併されるも、上手く内を掬って番手を奪取。直線追い込めずの3着には、「抜ければいいんですけどね。まあS級での1着は1回だけだし、やった方でしょう」と、後ろの1着に貢献できた事への安堵感もある。

 最終日は、今シリーズそれぞれに先着している高木翔小峰烈との対戦。「2人とも不完全燃焼でしょうし何をしてくるかわからないが、2日間とも力を出し切っている自分に気持ちのアドバンテージがある。上手くやりますよ」と相手を分析。勝っても負けても、花田がどんなレースを披露してくれるか興味は尽きない。(アオケイ・市川記者)

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