本格デビュー戦だった前節の高松で完全Vを飾った黒瀬浩太郎が、中4日で早くも2節目を迎える。

「結構緊張したんですけど、デビュー戦で完全優勝出来たのは自信になった。ルーキーシリーズがダメダメだったので不安だったけど、ライン戦の方が戦いやすいですね。単騎戦ばかりだと気にしないといけない人数が多くなるので。せっかく3連勝出来たし、このまま9連勝で2班に上がりたいです」

　養成所時代はゴールデンキャップを獲得して在所成績は2位だった。その力を発揮して最高の滑り出しを決めた。今回も主役を務めるのは間違いないだろう。

「今は広島のバンクで練習が出来ないので、レースが詰まった方がありがたい。いい状態で臨めると思うけど、今回も次回(8月1日〜武雄)も梶原海斗(初日5Rに出走)がいるんですよね。高校の時はスプリントでほとんど勝てなかったイメージがある。自分にとっては向こうが格上。なんとか倒したいです」

　9連勝への障壁として、同学年で同期のライバルの名前を挙げた。気は早いが、決勝で連勝対決が見られるだろう。今から楽しみだ。

「こっちは既に1走した。それはアドバンテージだと思う。とにかく自信を持って強気に走りたい」

　地元でデビュー戦となる梶原よりも経験値を積んだ。まずは梶原と戦うであろう決勝までは負けるわけにはいかない。(netkeirin特派員)