2023/07/03(月) 19:15 0 10
7月に入り123期と124期のルーキーが全国各地で本デビューを迎えたが、今回の弥彦でも戸邉香奈実と熊谷芽緯がプロの競輪選手として新たな1歩を踏み出した。
まずは6Rに登場した戸邉。注目の第1走は前団好位にいながらも仕掛けをためらい6着スタート。レース後は「もっと積極的に行けばよかった」と悔しさをにじませていた。
「ちょっと様子をうかがいすぎましたね。もったいないことしました。今まで他の選手のレースを見てきた中で、道中はだいぶゆっくりめというのは分かっていたんですけど、思った以上にゆっくりだったので、どこから行っていいか分からなくなってしまい…。バンクどうこうじゃなくて今日は自分の判断ミス。点数を付けるなら100点満点で45点です」
7Rの熊谷は正攻法からそのまま逃げたが真後ろの石井寛子にズブリと行かれ6着大敗。それでも、検車場に引き上げてきてからはやり切った感全開で、我々の質問にハキハキ答えてくれた。
「Sを取って先行しようと決めていました。前のレースを見ていて動き出しが遅かったので、あまりにもスローならホームから行っちゃおうと。自分の思い通りに走れて、それで結果がついてこなかったので、まだまだ力不足ですね。とにかく今日は全てのことが初めてだったので、すごくいい経験になりました。レース前の控え室で同じ空間に(石井)寛子さんがいて、それだけでスゴい! ってなっちゃったし、これから少しずつ場慣れしていきたいです」
2人にとってはホロ苦いデビュー戦となってしまったが、競輪人生は始まったばかりでまだまだこれから! 戸邉も熊谷も1走したことで気持ちが楽になったと言っていたし、2日目の予選②は今日以上のパフォーマンスを見せてくれるだろう。(netkeirin特派員)