2023/07/02(日) 14:30 0 6
弥彦競輪「関東カップ弥彦・日刊スポーツ賞(FI)」は3日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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10月に開催される地元の親王牌では選手生命をかけて走る諸橋愛。来年も親王牌は弥彦で開催されるが、年齢的な上積みはない。ここ数か月は大事な時期になるし、地元のFIは優勝しておきたい。
関東でイケメンの坂井洋や、久留米GIIIで優勝している橋本壮史を目標にする。坂井洋は直前、久留米記念に追加参戦。追加大好き人間で、余程のことがない限り、断らない。カマシ、捲りは強烈で諸橋愛が差せない展開も十分。関東の理想は橋本壮史、坂井洋、諸橋愛で2段駆けの作戦だろう。
中四国の自力の2枚看板は取鳥雄吾と佐々木豪。取鳥雄吾は走りにムラがあるが、長い距離をもがける。今のスタイルを築いていれば町田太我や犬伏湧也を使い特別競輪の優勝も可能。今は防府に出稽古に行き、清水裕友と一緒に練習をやっている。
佐々木豪は名古屋FIで犬伏湧也を目標に優勝と、今節は気分良く走れる。この2人と連係するのは、開催初日に45歳を迎える柏野智典。
九州勢は阿部将大に柳詰正宏。阿部将大は向日町記念で決勝に乗っている。柳詰正宏は、当サイトの中川誠一郎にいじられており、どんな心境か聞いてみたい気持ち。
ガールズケイリンは普通開催だし、石井寛子の完全優勝が有力。岸和田のパールカップ(GI)では精彩を欠いたが直前の名古屋では準優勝と、気持ち的なショックはない様子。
地元でキャラが立っている加瀬加奈子と藤原亜衣里も、今大会を盛り上げる。あとは新人もデビューして熊谷芽緯と戸邉香奈実にも注目。熊谷のルーキーシリーズの成績は良く、福井で優勝。戸邉は2世選手として将来を嘱望されている。
A級戦はS級下がりの選手が多く、取捨選択が難しい。実績では吉田昌司がリードして、木村佑来と岡部芳幸も人気になる。
岡部芳幸は500勝を達成して、A級では脚の違いを魅せたい。木村佑来は前期100点取っている。予選では大川剛で、現在2場所連続で優勝中。今節はS級特進を狙う大事なシリーズだ。