2023/07/01(土) 10:00 0 2
6月29日から前橋競輪場で開催している「三山王冠争奪戦(GIII)」は1日に3日目を開催。ミープロの斉藤雅子が準決勝3レースの注目選手を紹介します。
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netkeirinをご覧の皆さま、こんにちは!ミープロの斉藤雅子です。
今回は前橋記念の予想になります。
前橋競輪場には寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)開催時に何度か行ったことがあります。そこでかかせないのが食堂【スワン】のカレーライス! 黒ゴマの入ったカレーライスにラッキョウが添えられて、とっても美味しいです。
そして、こちらも必食なのが、登利平の鳥めし弁当です。種類はいくつかありますが、冷えても美味しく、前橋に来たら食べたい、地元の方々にも愛されているお弁当です。
このお弁当やカレーを食べるのにもちょうどいいテーブル付きのスタンド席に無料で座れるのも前橋バンクのいいところだと思っています。ほとんどの競輪場がテーブルがついている席は特観席やロイヤルと言われる有料の席になっているのですが、前橋競輪場では無料で座れます。前橋記念開催中は場内食事補助券の来場者プレゼントがあったり、駅弁まつりと題して、峠の釜飯やだるま弁当など群馬の人気駅弁の販売もしています。
ご当地グルメが味わえるのも本場ならではの楽しみですよね。来月はサマーナイト開催の函館競輪場に現地観戦予定なので、今から北海道グルメが楽しみです。
前橋バンクの周長距離は335メートル。見なし直線は46.7メートル。周長距離335メートルのバンクは全国で前橋だけです。反り立つ崖のように見えるほどカントが急で、角度36°は国内トップクラス。屋内のため風はなく、超高速バンクと呼ばれ、逃げの決まり手が多くついています。
残り2周、2コーナーあたりから、仕掛けるのが定石に見え、出場選手7人中、5人が準決勝に駒を進めた地元選手たちもこのあたりから仕掛けていました。
【10R 15時15分発走】
主導権を握るのは、深谷知広選手率いる南関ライン。二次予選と同じメンバーでのラインになるが、番手の内藤秀久選手が初日、二日目ともに先頭選手と離れてしまっています。リカバリーして、現地集合でのワンツーフィニッシュを決めていますが、ダッシュ力のある深谷選手、準決勝でも離れてしまうことになれば、そこに根本哲吏選手や清水裕友選手がハマるかも。連日、捲りを決めている根本選手に前を託した、小松崎大地選手は初日、二日目ともにバック取って1着と好調。自力もあるのでしっかり着に絡んできそうです。清水選手は相性が良くて好きな前橋バンクなのに、なんだか2日間しっくりこなく、自転車を変えてみるそうです。
地元、群馬の2人は初日ワンツーフィニッシュ。初日ぶりの連係で再度、見せ場を作りたい。
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【11R 15時50分発走】
四分戦で関東と近畿はそれぞれ、二次予選と同じメンバーでのラインになります。初日特選では眞杉匠選手ー佐々木悠葵選手ー平原康多選手と並び、「緊張した」とコメントしながらも佐々木悠葵選手の1着、ラインで確定版を独占しました。二次予選でも恩田淳平選手と白岩大助選手とライン決着、逃げ切り1着、地元ワンツーを決めて佐々木選手にとって、ここまで完璧な地元記念です。
そこに襲いかかるのが、宮杯の優勝が記憶に新しい、古性優作選手です。前を走る上杉嘉槻選手は二次予選ではつっぱる予定がうまくいかず、後方からまき返すことに。ワンツーフィニッシュで結果オーライだが、準決勝ではしっかり先行して決めたいはずです。古性選手は宮杯の疲れが溜まっているのか、「調子が良くない」とコメントしているのは少し不安です。
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【12R 16時30分発走】
12レースは単騎が2人のコマ切れ戦です。唯一の3車ラインの先頭、眞杉匠選手は番手に平原康多選手、3番手には地元、小林大介選手がついていることもあり、早めの先行策になるのでは。対抗は渡邊一成選手と竹内智彦選手の東北ラインです。
関東3車が出きってしまうと、単騎勢は良くても4番手。平原選手や地元小林選手と競ることはないと思うと、東北ラインや九州ラインが先行してくれればチャンス拡大。谷口遼平選手は宮杯での落車が心配されたが、今節、調子も良さそうなので捲りに期待です。
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