6月29日から7月2日にかけて行われる今大会は、扱いとしては6月の開催になる。そのため今シリーズは今期の最終戦で、昇降級をかけた勝負駆けの選手は目の色を変えて臨んでいる。

　照井拓成は今期一度失格しているため、S級点を確保するには点数を上げなければいけない状況。「精一杯やってみます」と前検日に語っていたが、執念の中割りで2着に入り一予をクリア。2日目以降に望みをつないだ。

「佐藤康紀さんから『緩めば仕掛けてもいいし、いけなくても最後は内が空くだろうから、その時は内に突っ込んでもいい』って感じの作戦を言われていました。もう少しモガき合いになると思ったけどそうならず、仕掛けを逃したので(内を狙う)あの走りになった。欲を言えば突き抜けたかったけど(慣れないコースを突っ込めて)そこはよかったです。チャンスはまだあると思うので最後まで諦めず頑張ります」

　残り3日間、ひとつでも上の着を目指して前々に踏み込む。(netkeirin特派員)