2023/06/24(土) 16:45 0 0
小林則之は5月の別府で痛恨の失格をしてしまい、今期のS級点確保が絶望的に。
「正直、気持ちが折れた」と明かしたが、そんな小林を練習仲間の増田利明が救った。
失格から2場所後の平塚決勝で「初めてでした」という増田との連係が実現。そして増田が気迫のカマシ先行で主導権を握ると、これに乗った小林が抜け出して優勝を飾ったのだ。
「増田はフレームの寸法からシューズ、練習方法まで全て自分の真似をしていて、いわば弟子みたいなもの。初連係で先行してくれたし、残したい気持ちもあったけど、これで勝たない方が失礼になると思ったので最後は踏ませてもらいました。いやー、嬉しかったですね(笑)」
これで息を吹き返した小林は、続く地元戦の静岡もオール連対の準V。S級点はやはり厳しい状況だが、責任ある走りでファンの車券にしっかり貢献している。
今開催の得点トップでもあるシリーズリーダーは「本当は気楽に走りたいけど(笑)。でもしっかり頑張ります」と意気込みを語った。(netkeirin特派員)