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【未来の競輪スター候補】「目標は脇本雄太選手」W杯メダリスト近谷涼の野心

2021/05/30(日) 18:00 0 1

netkeirinでは、5月11日競輪選手養成所に入所した121期・122期の注目候補生を特集します。今回は近谷涼(29歳・富山=121期)候補生の紹介です。(取材・netkeirin編集部)

生まれて初めて競輪の中継を見た瞬間「この世界に入りたい!」と思ったという近谷涼(ちかたに・りょう)候補生(提供:公財JKA)

 2017年UCIトラックワールドカップにてチームパシュート2位。2019年全日本自転車競技選手権大会にてチームパシュートで日本新記録を更新。2020年アジア自転車競技選手権大会トラックにて同種目で優勝。

 競技者としてすでに輝かしい成績を収めている近谷候補生。落ち着いた様子で取材に応えてくれた。

ーー「競輪選手になりたい」と思ったのは幼稚園のときだそうですが、どんなところに惹かれましたか?

 テレビで競輪の放送がたまたまやっていて、目にしてすぐにそのスピード感・迫力に圧倒されました。その瞬間に自分は「この世界に入りたい」「もうこの場で走りたい!」と思いました。

ーーどんな性格ですか?

 几帳面だと思います。自分で言うのもおかしいですが、まっすぐになり(集中し)すぎるような不器用な面があります。もっと楽観的に行けたらいいかな思う部分もありますが、逆にまっすぐな部分がいいところでもあると思っています!

ーー競輪選手として叶えたいことは何ですか?

 競輪選手になるからにはやはり上の方を目指したいと思っています。具体的にはG1のグレードレースの決勝戦まで行きたいという目標は抱いています。

ーー憧れの選手はいますか?

 今ブリヂストンサイクリングのチームにも在籍している脇本雄太選手。同じチームの選手ですごく身近な存在でもあり、競輪界トップレベルの方。すごい先行力を持った、魅力的な走りをしていますのですごく憧れで、自分の目標としている選手です。

ーー競技・チームパシュートと競輪との違いは?

前者は根本的にチーム種目で、4人でタイムを出します。競輪の場合はタイムよりも順位。ラインはあるにはありますけれど、個人の力。競輪には横の動きもあったりして、スピード域も競技の特性も違うと思います。

ーー同期で気になる人はいますか?

入ったばかりで全員のことはわかっていないですが、全員ライバルだと思っています!

ーーモチベーションアップできる曲は?

昔から鬼塚ちひろさんをよく聴いています。『We can go』という曲が好きです。


 意外にもダークな世界観の選曲だ。そのあたりも突っ込んで聞いてみたかったが時間切れ。当該曲は、苦しみから突破口を超えて飛んでいく…という詩の内容で「もがく」というフレーズもある。競技とリンクしていると言っても過言ではないだろう。ユーザーの皆様にもぜひ聴いてみていただきたい。感想をお待ちしています。

 取材の中で野心も語ってくれた近谷候補生。来春「競輪の」選手として活躍する姿を見るのが非常に楽しみだ。

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