2023/06/12(月) 17:15 0 36
平塚ダービーの落車は頸椎骨折の大怪我だが、あれから1か月ちょっとでこの舞台にいるのは驚きしかない。気になる体の状態を本人に直接聞いてみた。
「めっちゃ痛かったですよ(苦笑)。1週間前までコルセットを付けていたくらいだし、今もまだ全開で体を伸ばすことができません。骨も完全にはくっついていないんですけど、くっつくのを待っていたら3か月・4か月かかると言われたので、そんなに待っていられないよって…。とりあえず神経系は異常なく、しびれも特になかったので、そこは不幸中の幸いでした」
1日1本、しかも3分走れば賞金がもらえる競輪選手を『うらやましい』と思ったことが何度もあるが、こういう話を聞くと改めて危険な職業だなと感じる。
「自転車に乗り始めたのは落車してちょっとしてからで、本気でモガいたのは1週間もないくらい。完全に練習不足です。痛みはだいぶ引いていますけど、どうですかね。復帰戦でどれくらいやれるか未知数なので、僕が仕事しなくていいくらいの強いレースを(渡邉)一成さんには期待しています(笑)」
普通の人間なら泣きたいくらい痛い怪我でも、終始笑顔で事細かに教えてくれる守澤は人間性抜群。話をしていて状態的には5割も戻っていない感じだが、レースになればリミッターを切って大暴れしているだろう。(アオケイ・長谷川記者)