来期13年ぶりにＳ級へ復帰する高谷敏史が、36歳の誕生日にバースデー勝利を挙げた。「1着はうれしいけど、今日は展開とラインのおかげで恵まれただけ。前が併走になったし小谷田公則さんも付け直してくれたみたいなので。それがなかったら(渡邉雅也に)やられていたでしょうね(苦笑)。自分の状態も良かった頃に比べるとまだまだ物足りないです…」

　いつも通り控え目なコメントに終始したが、それでも徐々に手ごたえはつかみはじめている。

「1カ月くらい前から外で乗れる(練習できる)ようになって、少しだけど良くはなっている気がします。このままS級に上がるのは恥ずかしいし、点数かバック数をもうちょっと増やしていければ。残り1カ月ちょっとでも調子を上げておきたいです」

　まずは28日の準決勝を突破して、今年初の決勝進出を決めたいところだ！(netkeirin特派員)