2023/06/02(金) 22:30 0 3
今年1月にPIST6に初参戦した稲毛は、約5か月ぶりに2度目の参加。前回は豪快な捲りで予選快勝し、準決勝は先行した佐藤友和をマークする形で決勝進出を決めた。
前回は「初めてやし、よう分からん」と言いながらも圧倒的な脚力を見せつけていたが、今回のタイムトライアルでは10.169 と前回タイムの10.388 を更新。
「こんな出てるとはね。ただ、体感は遅く感じたから、思ったよりも出た。いや、出過ぎですね(笑)。前回は初めてで勝手が分からんかったからね。1回目よりも余裕はありますよ」と記者達の笑いを誘いながら話してくれた。
稲毛と言えば選手としてだけでなく、和歌山の支部長の顔も持つ。もうじき2年目を迎えるそうだが、競走に練習、支部長業務と多忙の日々を送っている。
「富山の全プロにも業務で行っていたし、最近は岸和田のGIや8月に和歌山GIIIもあるからね。なかなか練習が…。思ったような練習がやりたいときに出来ないっていうもどかしさはあるかな。やれるときにやるって感じやね」。
「和歌山も勢いが付いてきたし、何より一番嬉しいのは布居兄弟(翼、大地)が強くなってきた。その一方自分の調子があんまりやねんな(苦笑)」
「まだ掴み切れてない部分も多いけど、控えている岸和田のGIに繋がる走りがしたいね」と今開催へ意気込んだ。
今節はメンバーがギュッと濃く、予選からどのレースも好メンバー揃い。優勝争いも熾烈な予感だが、稲毛のパワフルな自力戦に期待したい。(アオケイ・宮本記者)