2023/05/22(月) 17:00 0 9
今期も残り1か月ちょっと。いよいよ代謝回避をかけた争いも佳境に入ってきた。佐藤拓哉は点数を上げないと“次がない”状況にいる。
「6月後半の小松島は欠場するので、今期は残り、今回と次の松戸の2本。この2場所に全てをかけます。やれることはやってきたし、とにかく頑張るだけ。あとはなるようになるでしょ」と静かに口を開いた。その表情からは悲壮感よりも“やってやるぞ”という強い意志が感じられた。
実際、前回の最終日には1着を取っており、脚力的にはまだまだ十分やれる選手である。今期の2場所はいずれも無観客のミッドナイト。“両親に、プロになって一度も走っているところを見せてあげられていない”(本人のSNSより)とのことで、両親に走る姿を見せるためにも、なんとか来期も現役を続行したいところ。勝負駆けの行方をしかと見届けたい。(netkeirin特派員)