2023/05/21(日) 22:00 0 7
千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で20日から「PIST6 Championship」の「ファーストクォーター」ラウンド7が開催された。初優勝を飾った竹内智彦に話を聞いた。(アオケイ・八角記者)
ーー優勝おめでとうございます、今のお気持ちはいかがでしょう?
竹内:まさか優勝できるとは。初めて決勝に乗っただけでも良かったのに、大満足です。
ーーどんな作戦を組み立てていましたか?
竹内:谷口力也君の後ろを狙っていた。残り2周半で谷口君が動いたところで、あそこしかないと思って、前の松尾勇吾君を内から掬うかたちに。あれを外から行くと、押圧で失格になるリスクがあるからね。
巧かった? 普段の競輪でそういう動きはしょっちゅうやっているからね(笑)。経験ですよ。
ーー勝因はズバリその場面だったと。
竹内:谷口君が駆ければ、後方の選手は厳しい展開になると思っていた。1つの勝負どころを見極めて、谷口君の踏み出しにだけ集中。出切ってからはシッティングのまま付いて行ける余裕もあったし、あとはバックで外へ持ち出して捲っていくだけだと。準決勝みたいにね。自分の作戦通りになったね。
ーー前走・函館記念の落車の影響で肩を脱臼しているとか…。
竹内:そう、それで初日は力が入らなかった。けど、同県の加美山隆行に相談したら、サングラスの着用をアドバイスされて…。加美山は研究熱心で「照明のLEDライトの光を遮ったほうがいいですよ」って言うからさ。
指定練習で普段のレースでもしないサングラスを着用したら、力が入るようになった。これは本当の話、俺もビックリした(笑)。全然、感触が違った。だから準決勝突破、優勝できたのも加美山のお陰。
ーーそのサングラス、見せてください!
竹内:普段の競輪でもサングラスは付けないから、急遽“釣り用”のやつだけど(笑)。
ーー釣りが趣味なんですか?
竹内:そうそう、シーバス釣りね。これを機に、ちゃんとしたレース用の偏光サングラスを用意して小倉や前橋の室内競輪場でも着用しようかなって思っている。
ーーサングラスで写真を1枚…お願いできますか?(笑)
竹内:“ラッスンゴレライ”みたいだよね(笑)。(※元ネタは「8.6秒バズーカー 」で検索)
ーー無茶なリクエスト、すみません。では、最後に今後の意気込みをお願いします。
竹内:またPIST6を走るときは表彰台に立てるように頑張ります。競輪は次走が玉野(FI)で、そのあとにGI(岸和田・高松宮記念杯)を控えている。そこに向けて身体をケアして調整していきたい。今後も応援よろしくお願いします。