安定感秀逸なレース巧者の那須萌美だが、ここまでの西武園での成績をみると「0003」とオール着外になっている。

「そうなんですよ(苦笑)。1回目はギックリ腰をやってしまい2日目から欠場。2回目に来た時は2日目に黒河内(由実)に乗り上げて落車棄権。まだ最終日まで走り切ったことがないんです。今回は最終日まで居るのが目標です」と前検日は苦笑いで話していた。

　そして迎えた初日のレース。飯田風音の後位を確保すると、まくりにピッタリ付け切って2着。西武園で初めて確定板に上がることができた。

　それでも「指定練習から『クセがすごいな』って感じていたんですけど、レースになったらやっぱりクセがすごかった。あの展開で差せないのは自信を失くすし、(西武園の)イメージも良くないままです(苦笑)」と手ごたえはイマイチ。

　巧者が2日目までにどれだけ修正してくるのか注目しよう。(netkeirin特派員)