2023/05/12(金) 09:00 0 3
初日の予選では大本命の堀江省吾を破り、誰もが驚く1着突破を飾った。
その初日は別線の大関祐也が堀江と踏み合い。踏み負けた大関が今度は堀江の番手で絡んでいるところに、すかさず池部が番手に追い上げを決めて最後は堀江を差し切る形に。
「大関君の動きもあって、たまたまああいう形になっただけ。とはいえ、自分で言うのも何ですけど大金星。1着なんて全然想定してなかったし自分が一番ビックリ。走る前は勝ち上がれるかどうか、それしか心配していなかったんですから」と心境を語ってくれた。
ただ記者は出走前のウォーミングアップ中に着ていた練習着に注目していた。 ズバリ、爲田学の似顔絵が入った練習着だ。
爲田といえば長野時代にはS級でも活躍し、そして沖縄に移籍。全盛期はヨコの強さも発揮し性格と共に個性派としてファンにも人気のあった選手。
以前に函館記念の帰りに同じ飛行機に同乗したことがあったが、競輪場で見せる勝負師の表情とはかけ離れ、ひょうきんさも見せてくれ気さくな人柄だったことを覚えている。
池部も「同じ開催の時とかすごい話しかけてくれて、仲良くしてもらっているんです。メチャクチャ良い人ですよ。この服も貰っちゃったし。僕にとっては爲田さんは守り神みたいな存在。これを着ていたおかげで予選は恵まれちゃいました。爲田さん様々です。運も味方につけたし、準決勝ももう一丁狙ってみます」とキッパリ。
守り神・爲田学の神通力が準決勝でも炸裂するか!?(アオケイ・渡辺記者)