2023/05/10(水) 18:45 0 5
来期S級を迎えるにあたって心掛けていることを尋ねると...。
「とにかく今は力を出し切ることですね。特に予選に関してはなるべく後ろをしっかり引き連れて風を切っていることにこだわっています。競走で心掛けていることといえば、それくらいですかね」とサラリと語ってくれた。
そのS級では既に同期たちが大活躍。
「早く自分もS級の舞台で(自分の力を)試してみたいですね。同期だと橋本壮史さんや犬伏湧也さんがGIIIを獲っちゃっていますからね。犬伏さんは養成所時代からスピードとか何もかもが凄くて、大垣でGIIIを獲った時には、そうだろうなと妙に納得したところはあったんですよ。ただ橋本さんは結構、自分と同レベルの養成所時代だったので(苦笑)。この前の久留米でGIIIを獲った時は、『えっ、マジで!?』っていうのが素直な感想でした。仲も良かった橋本さんが獲ってくれたのは素直に嬉しいことだったし、養成所時代のことを考えたら自分もGIIIを獲れるくらいの力はあるのかもって思っちゃいましたけど(苦笑)」と来期に向けて夢は膨らむ。
そんなインタビュー中に、廊下に貼ってあったポスターに昨年の寛仁親王牌のポスターが。そのポスターに気付いた堀江は、「橋本さんがGIIIを獲ったんだから、自分は更に上のGIを目指したい」と笑顔でポスターを指さしながら答えてくれた。
この当意即妙なところが、競輪での判断の良さにも繋がっているんだろう。まずは今開催の初日予選も判断の良い走りを見せ、地元の豊田一馬と薮田貴幸を引き連れライン決着を狙ってもらいたい。(アオケイ・渡辺記者)