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【日本選手権競輪】4角から再加速の渡邉一成「慎太郎さんの言葉を急に思い出した」

2023/05/05(金) 17:00 0 33

平塚競輪「第77回日本選手権競輪(GI)」は5日、4日目を開催。10Rの二次予選に出場した渡邉一成に話を聞いた。
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「4角からは必死に頑張りました」と話した渡邉一成

 このレースは町田太我松浦悠士広島コンビが集めたが、渡邉一成が気迫の先行で広島コンビを封じ込め、和田圭との北ワンツーが決まった。

 初手で前受けを選択した渡邉は「最初に町田君が来たら絶対突っ張ろうと思っていました。町田君が一番後ろになったし赤板前では腹をくくっていました。みんながけん制する形になって展開が向きましたね」。

 町田の巻き返しは合わせ切ったが、今度は2角から松浦が自力で攻めてきた。

「正直、この時点で脚は売り切れていたし、圭には(自分で)行ってくれって思った」と振り返る。しかし後ろの和田は懸命に渡邉をサポートしていた。

「圭が仕事をしてくれたのが見えて、そのあとガシャって(落車の)音がした。それで急に復活しました。あと、走る前に慎太郎さんに『最後まで諦めるな』って言われたのを急に思い出して4角からは必死に頑張りました。(町田と)先行争いをするつもりだったし、その気持ちがあったからですかね」

 売り出し中の町田を経験豊富な実力者が倒す激熱レースだった。(netkeirin特派員)

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