2023/05/03(水) 19:15 0 1
前橋競輪のミッドナイト「CTC杯(FII)」は4日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
▶前橋競輪レース情報はこちら
関東は梁島邦友が追加で入り、初日特選の機動型は4人となった。想定では梁島邦友・片折亮太と、城幸弘・小林潤二で分かれると思ったが、城幸弘の音頭取りで結束する並び。4番手になった地元小林潤二は苦笑いしていたが、自力型に言われては、マーク屋は何も言えない。結局、梁島邦友、片折亮太、城幸弘、小林潤二の並びになり、梁島は2段ロケットの発進役で、片折と城の番手捲りの車券が売れる。ただ、関東には荒木貴大もおり、決勝に勝ち上がってくれば荒木貴大と片折亮太の埼玉コンビと、梁島邦友に地元勢が付き別戦になるだろう。逆に同地区に機動型が少ないと問題だが、多くても、やりづらくなるのが競輪の特殊性だ。
常にファンを意識してパフォーマンスも上手い小林潤二は、初日特選こそ4番手に甘んじるが、準決勝は主役だし、決勝も回る位置は良くなるだろう。A級戦は余裕を持って走っており、地元優勝を飾るとみたい。2月の地元戦では自ら捲って優勝。ラインの3番手だったが、もつれるとみるや、一撃必勝で鋭い捲りを披露した。ある意味、シビアな運行だったが、それだけ地元を大切にしている証拠でもある。
北日本は後藤悠が主力級。仕掛けも早くなっており、3月開催の伊東と4月開催の立川で連続優勝。パワーもかなりあり、モーグルとの二刀流で有名になった原大智が決勝進出なら番手を回る。原大智は師匠の和田圭と共に絶好調だ。
南関は須藤悟の決め脚が光るが、目標次第のレース。北日本のマーカーが不在なので、後藤悠の番手を回れそうで、これはプラス材料。
遠征は清水剛志が特撰シードで勝負強い。1月開催の和歌山、2月開催の大垣、3月開催の地元福井と毎月の様に優勝している。来期はS級に復帰だし、この人も怖い存在。
地元は他に鰐淵圭佑の名前があり、A級2班だが90点以上の競走得点を持つ。かなりの点数アップに成功したし、今が選手になって一番強いと言える。
チャレンジは新鋭の滝本幸正が優勝候補の筆頭。優勝回数こそ少ないが、同期の強いライバルが不在なのは大きい。今節は弥彦村の主催のミッドだし地元戦とも言える。師匠の加瀬加奈子の教えを忠実に守り、当地参戦の1月開催で優勝。その後は一進一退の成績が続いているが、メンバー的にかなり有利だ。他に注目したいのは白血病を克服した牧田賢也。不屈の闘志でカムバックした。地元からは内海雅夫と菅藤智が参加して、菅藤智は穴屋の走りを魅せたい。