2023/04/22(土) 18:45 0 5
G1級のメンバーで行われた初日特選。初手は6番手の位置を取ったが、鐘を聞いたのは8番手。普通の選手なら「絶体絶命」の位置だが、それでも頭まで届くのは脇本雄太の強さ。最後は長い直線をフルに使って楽々突き抜けた。
「初手で後ろ中団だったのは意外でしたね。赤板過ぎて前の斬り合いには付いていかなかった。スピードが落ちるなら自分も付いていこうと思ったけど、そんなスピードじゃなかったし、落ち着いた所を行こうと思っていました」と、慌てず焦らず勝負処は8番手。
「バックまで様子を見てしまったのは反省。スピードは悪くなかったけど、様子を見てしまっているし、仕掛ける気持ちが良くない」と1着でも本人の中では課題が残る。
周りから見ればケタ違いに強く見えるが、本人の目指す場所はもっと高いようで「一走した感じは正直良くはなかったです。でも、この状態でどこまでやれるか。良くない中でもやるしかないので」。
とは言っても輪界最強の異名を持つ男。明日の二次予選は圧倒的な強さで一番人気に応えているだろう。(アオケイ・石濱記者)