2023/04/22(土) 17:00 0 3
武雄競輪場の「大楠賞争奪戦(GIII)」は22日に初日を開催。一次予選1Rを走った松本秀之介と坂本健太郎に話を聞いた。
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オープニングレースは松本が会心のカマシを決めると、坂本が余裕差しを決めた。
この日は強風がバンクを舞い、自力選手にとっては苦戦を強いられるかと思われたが松本は冷静で「ホームが追い風でバックがものすごく向かい。だから追い風に乗せたくて鐘過ぎの2センターから踏んだ。1角で後ろが折り合ったのが分かったけど、バックの向かいで勢いを殺したくなくてずっと踏みっぱなしでした」と仕掛けのポイントは手中にあった。
マークした坂本は「まくりでもぜんぜん良かった。でもあそこで行かないと(3番手の)小林(弘和)を連れ込めない。いいタイミングで行ってくれたから抜けたようなもの。元々、アイツを抜くには難しいんだから」と久留米、四日市とこれで3場所続けて同配分で、その間に4回連係して1度も先着できなかった松本をようやく交してご満悦だった。
なお、松本は坂本の共同会見を直立不動で見守っていたが、途中でヒマになったのか、強烈な目力で圧力をかけ謎のVサインで先輩をいじっていた。いろんな意味で九州は平和だ。(netkeirin特派員)