22〜25日にかけて、武雄競輪場で「大楠賞争奪戦(GIII)」が開催されます。データと出走予定選手をもとに、この開催を展望していきます。

■コースに関して

　武雄競輪場は1周400mのバンクで、みなし直線が64.4mと全国の400mバンクで最も長いのが特徴です。この形状を踏まえながら1着の決まり手を見ていきましょう。

逃げ	捲り	差し
21%	33%	46%

　では、これらの傾向を踏まえながら、この開催の注目選手を挙げていきます。

■特注選手

・佐藤慎太郎選手

　一時期調子を崩していましたが、ここのところ上がってきた印象です。この開催には新山響平選手や小松崎大地選手といった強い先行選手がいるので、戦いやすいと思います。組み合わせを見て1着で狙いたい選手です。

・東口善朋選手

　この開催には脇本雄太選手がいるので、脇本選手が捲りに回ると千切れる恐れがありますが、逃げてくれれば差す可能性も持っています。配当的には脇本選手アタマの数倍付くと思いますので、確率が低くても絞って好配当が取れる可能性を秘めていますので、注目したいと思います。

・山田庸平選手

　3回前の松山記念で優勝、2回前のウィナーズカップ(GII)では決勝4着、前回の佐世保FIでは完全優勝と波に乗っています。九州勢は伊藤颯馬選手や松本秀之介選手といった若手の先行選手が育ってきていますので、勝ち上がっていきやすいでしょう。自力もあるので、この開催でも活躍は必至です。

・山田英明選手

　現在FIで2場所連続優勝中。山田庸平選手同様、若手先行選手が揃ってレースがしやすいので、ここでも活躍が期待できそうです。

　開催としては当然、脇本雄太選手中心に回っていくことになると思いますが、ここのところ状態があまり良くなさそうなので、他の選手にとってはチャンスでしょう。S班の松浦悠士選手や平原康多選手も言うまでもなく強いので、これらの選手とうまく絡めながら車券戦略を立てていきたいところです。