2月の地元佐世保FIで1着、1着で勝ち上がり積み重ねた勝ち星は299勝だ。決勝で一発ツモを臨んだが惜しくも2着で持ち越しに。そこから高知FI、玉野記念GIIIを走ったが7走未勝利。

　満を持しての出走は今回の小田原記念GIII。

　齋木翔多に突っ張られ戻った位置は7番手。しかし2角から発進すると、ハードマーカー・内藤秀久の上を乗り越え300勝達成だ。

「300勝は少し意識していたけど、とにかく1着を目指す走りをしようと思っていた。僕たちは車番的に後ろ攻めになるだろうし、齋木君が前なら突っ張りもあるかと。それも想定内だから、気持ちは余裕を持って走れて脚を溜めて行けるところで行ければいいかなとは思った。最近にしてはいいスピードで内藤さんの上を乗り越えられて何とか前々に行けましたね。状態は上向いていて疲れもそれほど感じない」

　二次予選はグッとメンバーは濃くなるが、301勝目を目指して全開の仕掛け。(アオケイ・伊藤博記者)