2023/04/12(水) 17:45 0 2
最近になってようやく『らしさ』が戻った佐野恭太に好調の理由を聞いてみると、「練習の成果」と普通の答えが返ってきたが、その後あれこれ喋っているうちに、「練習は料理と同じです!」と、とんでもない結論になってしまった。
これについて佐野は「普通に考えて同じわけがないんですけど、ようは、どっちもバランスが大事ってことですね。料理をするときに、好きな食材と好きな調味料だけ入れたからっておいしいものが出来るわけじゃないでしょう? そこにはやっぱり、苦かったり、辛かったり、何かしらの隠し味が必要で、そういうのを入れて初めておいしくなる」。
「競輪の練習もそれと同じで、やりたい練習だけやったからって強くなれるわけじゃないんです。やりたくないこと、苦手なことも取り入れて、初めてプラスになる。前にパワーマックスとワットバイクをやって成績が上がった時があって、しばらくはそればかりやっていたんですけど、何場所か良かっただけですぐに失速してしまった。最近調子がいいのは今までやっていなかった車誘導や外でのモガキを増やした効果。これが僕にとって良いスパイスになっています」
ちなみに佐野自身は「料理はほとんどしません(苦笑)」とのことだが、これはこれで確かにそうだなと頷ける例えだった。今回のシリーズは岡山の昼田達哉が断トツの存在で他は皆横一線だし、最低決勝のつもりで初日からすっ飛ばす! (アオケイ・長谷川記者)