半年ほど前は逃げても捲っても強かった高谷敏史。近況は予選こそ好走を続けているが、準決勝が壁になっており、今回も6着で勝ち上がりを逃してしまった。

　その半年ほど前に調子がよかった話に触れると「そんなことないですよ(笑)。自分は強かった時なんてないです」と謙遜。

「ただ結果は確かによかったかもしれないですね。その時はしっかり練習もできていたし」

　北の選手は冬場になると友人や同期を頼って冬期移動する選手もいるが「自分は冬場もずっと青森にいます。なので基本的には室内練習がメイン。直前もその調整方法だったけど、青森も暖くなってきたし、この開催が終わったあたりから外の練習に戻そうと思っている。まだバンクが使えないので街道メインになると思うけど、自分もここから上げて行きたいですね」と気合いを入れる。

　初日の逃げ切りも力強い競走だったし、近々大穴を提供してくれそうな気配があった。(アオケイ・松野記者)