2023/04/04(火) 19:00 0 6
1月末、向日町で5年ぶりの優勝を飾った山形。
「まさか優勝できるとは。気持ちも走りにもムラが多かったけど、去年ぐらいから状態が上がってきた感じはあった。今年はダービーにも出られるし、頑張りたい」と18年ウィナーズカップ(GII・松山)以来の特別競輪出場に向けてモチベーションは上昇中。
以前は自力のイメージがあったが、すっかり決まり手はマーク屋の成績に。
本人は「自力を辞めたわけじゃないけど、自然とそういう流れに。若い子らの台頭もありますから。今は3、4番手でも与えられた位置でマーク屋としての実績を積んでいこうと。自力とは全く別物ですし、まだまだ勉強中ですよ」と明かす。
続けて「目標がいなければ自分で動く機会もあるので、ある程度のタテ脚は備えておかないと。今の競輪はタテが重要。練習の8〜9割が自力としてやっています」。
普段の練習では同県の偉大な先輩・小倉竜二に鍛えられているそうで「小倉さんは怪我にも強いけど、練習がめちゃくちゃ強い。年齢を感じさせない高い数値を叩き出していますからね、すごいの一言。でいて、マーク屋としても学ばせてもらうことばかり」と話した。
犬伏湧也をはじめ、太田竜馬に島川将貴、ルーキーの室井蓮太朗と徳島だけでも活きが良い機動型がわんさか。それだけに巡ってくるチャンスは多いはず。
「グレードレースでも結果を残していけるように、もっと頑張らないと」と意気込む山形からは何かやってくれそうな、そんな雰囲気が漂っていた。(アオケイ・八角記者)