2023/04/02(日) 21:00 0 8
四日市競輪場のナイター競輪「BNR大阪・関西万博協賛(GIII)」は2日、2日目が終了した。10Rで1着の新山響平に話を聞いた。
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SS一年目の新山は年頭から厳しい戦いばかり。しかし直前のウィナーズカップで復調のキッカケを掴むと今節も気配上々のレース内容。ここに来て本来の姿を取り戻しつつある。
「作戦通り突っ張りを考えていた。石原君が見えてからは全開でした。スピードの乗りが悪かったので、成田さんに仕事をしてもらってラインで決めることができました」と新山らしい走りで準決突破を決めた。
どこか吹っ切れたように見える新山は大垣記念の後、師匠と食事に行き話をしたという。
「大垣記念の後に師匠とご飯にいって、そこで色々話をしました。『お客さんはSSの僕を見たいわけじゃなくて、僕の走りを応援してくれている』って言っていただいた。その言葉が刺さりました」
実際にウィナーズカップから新山の「らしさ」が少しずつ出てきた。今節も逃げて4着1着とレースの内容も抜群。
「S班だからとかあんまり考えていないです。自分のやりたいレースをしようと。それで負けたら納得できる。今開催は後ろがガッチリしているし、自分は持ち味を出せるように」
決意が固まった新山。これからは暫く力強い走りで湧かせてくれるはずだ。(アオケイ・石濱記者)