徹底先行で売っている石原にしては珍しいレース。正攻法から全部下げて7番手捲り。しぶとく粘り強く捲って番手を回った小川真太郎とワンツーを決めた。

「行けるところはメチャクチャあったけど、一回脚を使っていたし自信がなかった。見ちゃいましたね。捲りを出したのはいつ以来か覚えていないくらい久々。楽しかったです」とレースを振り返る。

　先行を貫くことは立派なことだが、レースは水物。逃げられない時も当然あるし、そこを対応する力がないと上位戦は厳しくなってくる。

「逃げだけじゃ無理だと思っています。目標は森田さんや嘉永さん。あの人達は何でもできるし、将来的にはそうなれるように」

　まだまだ23歳とこれからの選手。たくさんの経験を積んで総合力アップを目指す。(アオケイ・石濱記者)