もう58才を数える宮倉だが、ここに来て点数が急上昇中。90点を超えてきているだけに来々期のS級昇級も見えてきた。

「PIST6を走っているおかげで脚に刺激が入るというか、また良くなってきた感じだよ。前回のPIST6最終日(3月19日)の1着は金成(和幸)の逃げを捲っちゃったしね。しかもS級の中村浩士を負かしての1着だったから、尚更嬉しかったね」と前走を振り返ってくれた表情はニコニコ。

　競輪についても「点数は上がってきているけど、ここで満足しちゃ駄目だし気を抜かないようにしないと。まだまだこれから」と語る眼差しは勝負師そのもの。決して好好爺のものではない。

　初日特選は秋本耀太郎の4番手回りを選択したが、最後の最後に気迫の突っ込みを見せる可能性も十分にありそうな雰囲気だった。(アオケイ・渡辺記者)