準決は山田庸平マーク。山田の2角まくりに一旦は続いたが、踏めば踏むほど切なく口が空いてしまった。タテ脚があるためにリカバリーはしたが、内容はちょっといただけなかった。

「庸平さんがあれだけ強いのにダメなレースでした。もう5車身ぐらい離れてしまいましたから…」と痛恨のプレーに顔をしかめた。

　今回は追加参戦で、初日特選は初体験のライン4番手を固めるなど慣れぬ展開に手を焼いた。ここまでの2日間は流れに乗り切れないイメージがある。

「何か最近、考える事がたくさんあって。メンタル的にきつい時もある。人間関係を含めて競輪は難しい…。メンタルヤンキーになりたいな」とぼやくことしきり。

　決勝は初日特選と同様にライン4番手。秘めたる思いは内にしまい、まずはレースに専念する。 (netkeirin特派員)