人気を集めた一次予選は見過ぎる悪い癖が出て捲り届かず2着。レース後はしきりに反省していた。

「やり合いがあると思って見ちゃったのが失敗。そのあと1角でアオリもあったし、前がちょっと遠かったです。頭では早めに行かなきゃって分かっているんだけど、いざレースになると自信がなくて構えてしまい…。中途半端でダメでしたね」

　生まれ故郷の岡山に戻り初めての地元記念なのに、隅田の口から出るのはマイナスな言葉ばかりだが、二次予選のメンバーが発表されて山根将太と一緒と知るとすぐにニッコリ笑顔になった。

「山根は呼べばすぐに来てくれる練習仲間。いい子分を付けてもらいました(笑)。連係は今年の1月に2回あって両方うまくいかなかったけど、あの時は山根が飛びまくってボロボロだった時期。初日を見る限り今回は大丈夫そうだし、しっかり頑張ってもらいます」

　2日目に行われる二次予選7Rは三谷竜生、森田優弥とGI級の機動型が相手だが、地元の絆を見せつけ何とかする。(アオケイ・長谷川記者)