井上昌己が今年初の地元戦に登場。昨年末の小倉FIで優勝し、今年も2月の立川FIをV。2節前の大垣記念も決勝に進出したが、前回のGII・ウィナーズカップは二次予選敗退に終わった。

「状態はいいんだけど、前回は流れが向かなかった。イマイチかみ合わなくて…。ちょっともどかしかったですね。確実に結果以上の出来だったと思いますよ。地元に向けてもそれなりにやってきた。疲れもないし、頑張ります」

　今節は瓜生崇智が追加で参戦。初日特選の九州勢は伊藤颯馬、山田庸平を含めて4人になった。

「3人全員にお世話になってるし、地元じゃなければ4番手を固めるんだけど。地元なので4番手はさすがに…。どうしようかな」

　他の3人が検車場に姿を現す前は並びについて思案顔だった。瓜生が「4番手です！」と自ら宣言したため、井上がすんなり3番手で丸く収まった。

　地元戦は決勝5着だった昨年7月の記念以来で、地元FIとなれば完全優勝した昨年2月以来。今回も地元のスーパースターが地元ファンを魅了する。(netkeirin特派員)