ーーウィナーズカップの優勝で気持ちは楽になりましたか？

松浦:そうですね。気持ちが楽にっていうのが一番合っているかも。それまでも脚の状態は良かったのに結果が出なかった。あれは悔しかったですね。GIIを優勝した事で自信にもなりましたね。

ーーウィナーズカップが終わってからは、どう過ごしていましたか？

松浦:1日休んでから2日間しっかり練習をやってきました。

ーー手応えは？

松浦:それが一緒にやっていた(町田)太我が強すぎて(笑)。

ーー勝てなかった？

松浦:太我が先行して止めているのに、捲れなかったんですよ(笑)。めちゃくちゃ強かった。フレームを戻してから太我は戻りましたね。

ーー少し前に小倉竜二選手が最近の松浦選手はスマートに走りすぎているんじゃないかと言っていました。前回のウィナーズカップの決勝では久々に松浦選手らしい走りだったなと見ていたんですが。

松浦:そうですね。自分の中でGIIIクラスまでなら自力で勝たないとって思っていたんですけど、GII・GIIIでも準決クラスだと周りのレベルも上がってきているし、位置取りもやっていかないといけないですね。

ーー玉野バンクは昨年のサマーナイトでも優勝しましたね。

松浦:玉野は相性も良いし、地元地区。岡山勢と一緒にこの大会を盛り立てていきたいですね。今回は岡山の自力選手も多いし、上手く協力してみんなで勝ち上がれれば。

　今年はスタートダッシュに出遅れはしたが、流石は松浦。すぐに軌道修正し、ウィナーズカップを制した。松浦の強味は自分を客観的に見つめて軌道修正出来る点とどんなレースにも柔軟に対応する適応力。今節も中国勢の核となり牽引していく。(アオケイ・梅田記者)