ネーションズカップ第1戦のジャカルタ大会、第2戦のカイロ大会で、女子ケイリンで連続金メダルを獲得した佐藤水菜。ただ、帰国したのが前検日(20日)前日の夕方という超過密日程。さらにガールズケイリンは落車した昨年の平塚グランプリ以来。“疲労”や“久々”などの不安要素がある中でも、ワールドクラスの脚力をまざまざと披露した。

「たくさんの声援があって。凄かったです。使いたいシューズもあったけど、シューズカバーが水を通すやつで、いつも通りのシューズで走った。結果的にいつも通りに走れたのでオッケーでしたね。雨が久しぶりだったし、グランプリで落車して自転車のセッティングもだいぶ不安があった。とにかく、グランプリの反省を生かして自分から動こうと思っていました」

　思い通りに打鐘4コーナー付近で早々と先頭に立った。

「後ろが児玉(碧衣)選手なのは確認出来た。そこから踏んできたのが見えたので合わせて踏んだ。勝てたかどうかはゴール線までわからなかったです。ゴールした瞬間はやった〜って感じです。素直に嬉しかったですね」

　ガールズコレクションの優勝は21年5月の京王閣以来2回目だ。

「前回は香港遠征に行く前に勝てて、気分良く香港に行けた。今回は疲れがある中で勝てた。凄く前向きに感じられますね。今年の初給料。せっかくなので何かご褒美を買いたいと思ってます。ガールズケイリンは(28日からの)四日市。そこまでしっかり休んで、いいレースが出来るように備えたい。競技は6月のアジア選手権に向けて頑張りたい」

　これからもガールズケイリンと競技の両方で“サトミナ旋風”を巻き起こす。(netkeirin特派員)

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