自力の相手は松井宏佑と谷口遼平そして単騎の原田研太朗。中でも松井の動向をとことん警戒していた。

「松井さんはナショナルチーム時代にずっと一緒に練習をしていたし、競輪での対戦もあった。いつも踏み合いになっていたから、ここは先行屋として負けられなかった」と気持ちを込めて挑むと、松井の巻き返しを2回、突っ張った。

　3番手を回った山崎芳仁は僅差の4着で敗退したが、番手の小松崎大地(1着)とワンツーなら納得だ。

「前回の大垣記念を途中欠場して見直すところは見直したし、気持ち的にもう一回、先行選手として戦っていこうと考えるようになった。2日目のレースがいいきっかけになればいいですね」

　準決11Rは渡邉一成と北日本は2車。別線は松浦悠士を連れる犬伏湧也、郡司浩平を連れる野口裕史がおり、一筋縄ではいかぬ大乱打戦が予想されるが、激しい一撃を見舞い超細切れ戦を制する。(netkeirin特派員)

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