2023/03/14(火) 14:15 0 3
昨年は股のケガの影響で苦しい1年間を過ごしていた吉田敏洋だが、今年はここまで早くも5勝と上々の滑り出しを見せている。
「勝っているといっても予選クラスですけどね(笑)。でもまあ、去年の終わりからようやく違和感が取れて、満足いく練習ができるようになってきた。それによって不安が解消されて良い感じで戦えるように。去年の今頃、ちょうど休み始めたのかな。走れない期間や成績が全く上がらない時期、最終日に一般戦を走るとか、今までにない色々な経験をした1年になった(苦笑)。でもこの経験は今後に生きてくると思う。年々、自分の中部の中での立場が変わっているけど、今できることを一生懸命やるってことは変わらずに、これからも続けていきたいですね」と思いのたけをまくしたてた。
初日特選は中井太祐と中近2車という構成。
「太祐とは2年前くらいに連係して頑張ってくれたんです。太祐ならここも頑張ってくれると思うし任せたい気持ちはある」と前置きした上で「ただ、並んだら二分戦になっちゃうんですよね。それに自分で動く準備はもちろんしてきたので。並ぶか自分でやるか、半々。ちょっと待ってください」と一度、コメントを保留した。
そして中井が到着後、じっくりと話し合って「俺、自力でやります」と自力勝負を決断した。
魅せるレースを身上とする吉田には“二分戦より三分戦”の思いがあったのだろう。白戸淳太郎との“職人気質コンビ”の好連係に期待しよう。(netkeirin特派員)