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【高松競輪】悩める西田将士「マーク屋としての技術を身に付けたい」

2021/05/14(金) 15:30 0 1

高松競輪場で13日から行われている「CMS杯争奪戦モーニング競輪 (FII)」。15日A級特選9Rに出走する西田将士に話を聞いた。

「自力を出せる今のうちに僕のポジションを確立したい」と語った西田将士

「今、マーク屋としての技術を身に付けたいですね。このまま自力選手としてS級に上がってもたぶん通用しないし、どんどん若手が出てきて僕のポジションが無くなってしまう。もう今年38歳だし、いつまでも自力で戦えないのは分かっている。自力を出せる今のうちに僕のポジションを確立したい」と語ってくれた西田。相手からすればタテにも踏める今の西田の方が怖い存在だろう。中堅になり今後を見据えて競走スタイルを考え始めている。

「僕がデビューした頃と比べるとギアも変わり、レース形態も大きく変わってしまった。地脚強化よりもトップスピードが高い者が勝つってスタイルに。僕の脚質は不利になっています。だからセッティングとかも色々と試している。今回も松浦君が使っているクランクに変えました。練習では平尾一晃と同じタイムも出ているんです。ただし練習ではなんですけどね。競走では相手も居るから自分のタイミングだけじゃ踏ませて貰えない。試行錯誤し、今後の事も良く考えて走ります。最終日は地元の玉村君に付けられる自分に出来る事を精一杯やります」

 悩める時期だが、悩んだ分だけ次は後輩にそれを伝える事が出来る。確かに技術的な信頼も競輪にはあるだろうが、心の繋がりでの信頼関係もある。西田選手は話していて実に清々しいスポーツマンタイプの性格。技術ももちろんだが、西田選手らしいラインの信頼関係を築いてポジションを確立して欲しい。(アオケイ・梅田浩行)

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