選手としてさらに高みを目指す為に食生活の改善をやっている松浦悠士。

「基本的に小麦粉や砂糖の入ったお菓子は食べていない。今以上の選手になる為にグランプリ迄の我慢。それで自然と3、4キロ体重が落ちた。血糖値を上げない為に、野菜から食べて、炭水化物は最後に取る。だから、大好きなミスタードーナツにも行っていない(笑)」

　自分の状態や作戦を包み隠さず話してくれるが「相手に手の内をさらすし、ひとつも良いことはない。自分で調子良いと思っても、相手関係や、着が悪いと叩かれる材料にもなる。そこに一つの思いがあるのは、自分の着より、ファンの車券を大切にしたいから。ボートだって、3号艇が捲りに行くと言えば、内の艇に張られてしまうからね」。

　競輪道と同じで、コメントに関しても正式な定義はない。自力と言って、流れでイン粘りになっても、展開があるから責められない。ただ、ひとつ言えることは、選手のコメントに縛りを掛ければ、画一的な談話でファジーな言葉しかますます出てこなくなる。(町田洋一)