2023/03/06(月) 08:30 0 5
21年4月に生死に関わる大ケガを負った梶原亜湖は、その年の8月に復帰するも「肋骨がおかしなことになっていて、肺が苦しくて…」となかなか思うようなレースができず。今期はついにチャレンジ降格となってしまった。
近況もチャレンジ特有のレース体形に苦しんでいるが、1月には決勝に進出するなど、ようやく戦える状態にまで戻ってきた。
「去年の暮れ頃から、肺の感じが良くなってきたんですよね。それまでは4コーナーですでに酸欠みたいになっていて、最後の直線でも突っ込んだり割ったりっていう勝負ができなかった。去年1年は本当に何をやってもダメで…。ただ、今はパワーMAXの数値もケガ前に戻ったんです。(練習しすぎて)ヘルニアを再発したのは痛かったけど(苦笑)」
命を削って頑張っている梶原。その原動力になっているのは家族の存在があるからだ。
「実は去年の12月に2人目の子どもが産まれたんです。女の子なんですけどね。だからまだまだ頑張らないとなって。(子どもが産まれた)その頃から肺の具合も良くなった気がするし、不思議な力を感じます。やれるところまで精いっぱい頑張りますよ」
苦しい展開をしのいで予選をクリアした“パパ”が愛娘のために準決以降も奮闘する。(netkeirin特派員)