昨年10月の松戸ミッドナイトを最後に約4か月欠場していた吉田りんご。今開催が復帰戦となったが、7着7着で敗者戦回りになってしまった。

　気になる状態について問うと「欠場理由は椎間板ヘルニアのため。もともと持病なんです。ルーキーシリーズもそれが原因で出られなかったし、本デビューも遅れた。そこから騙し騙し走っていたけど、松戸の後に絶対安静まで悪くなってしまい4か月休みました」。

「年が明けるまでは治療に専念して今年に入ってから練習を再開した。まだタイムも戻っていないし、走りながら戻していくしかないですね」と、まだ不安があるような様子。

　今のルーキーは初めから位置に拘る選手が多い中、吉田はしっかり自力で戦っていたイメージがあるが「当然自力を出したい気持ちが強いんですが、今の状態ではなかなか厳しい。しばらくは位置取りにも拘って走ろうと思っています」と話してくれた。

　欠場前はしっかり動いてポツポツと決勝にも乗り着実に力を付けていたイメージ。まだデビュー2年目だし22歳と伸びしろは十分。個人的には将来が楽しみな選手の1人だ。(アオケイ・松野記者)