初日の特別選抜予選で1着を取った眞杉匠だが、2日目の優秀戦、3日目の準決勝はいずれも脇本雄太に叩かれ、力を出し切れなかった。「組み立て(が悪かったの)もあるけど、脚力が全然違いましたね」と冷静に分析する。

　ただ最終日は、ようやく眞杉らしい力強い走りを見せた。強風の中、同型の北井佑季をはじめ並み居る強敵を相手に風を切り、番手の坂井洋も振り切って白星締めに成功。

「3日間、思い通りのレースができていなかったし、来月はあっ旋が止まるので最後に先行しておきたかった。先行で押し切れたのは良かったです。(5月の)ダービーに向けて、来月はしっかり練習します」

　今回は悔しい結果に終わったが、これを糧にして春先にはパワーアップした姿を見せてくれそうだ。(netkeirin特派員)