2023/02/26(日) 13:30 0 4
高知競輪「読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)」は26日、最終日を開催。2レース2着の山中貴雄に話を聞いた。
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通算299勝で初の地元GIに挑んだ山中貴雄。6、6、5着で迎えた最終日は中部の橋本優己をマーク。5番手から捲った橋本に乗って外を踏んだが、惜しくも白星ゲットはならず。それでも最後に2着で車券に貢献して地元GIを終えた。
「後ろから来そうな感じだったので、そこの勢いを止めてからじゃないとのみ込まれちゃうと思った。そこから踏んだけど、橋本君が強かったですね。作戦通りに走ってくれた。最終日にやっと外を踏める展開になってくれた」
ゴール前は300勝を期待する地元ファンの歓声があがった。唯一の地元選手として、重圧と戦いながら4日間を走り抜けた。
「初日が特に声援が凄くて、逆にリラックス出来た。状態は自分が思っていた以上に良かった。初日が悔しくて。勝ち上がるコースが見えていたのに勝ち上がれなかった。とにかく初日が悔しかったですね。でも香川雄介さんが、連日レース後に落ち込んでいながら決勝に乗った。勇気をもらった。落ち込んでいる場合じゃないと思いましたね。4月に地元記念があるので、呼んでもらえたら今回の鬱憤を晴らせるように頑張りたい」
4月6日から高知競輪73周年記念競走が行われる。間違いなく山中も名を連ねるだろう。地元GIの経験でさらにたくましさを増して、地元ファンに勇姿を見せてくれるはずだ。(netkeirin特派員)