2023/02/21(火) 20:45 0 12
歯に衣着せぬ言動と、本音ベースで語ってくれる坂本健太郎と田中誠は競輪界の“ご意見番”。ネタの宝庫であるし、こんなに有り難い選手は不在。そこで、そんな田中誠に“競輪道”を聞いてみた。
「まず、競輪道に定義はない。各自違うし、みんな、それは言っていると思う。筋道だったり、暗黙の了解だったり、縛りだったり…。言葉は悪いが、気持ち悪いレースや気持ち悪い人間は競輪道に反すると思う(笑)。例えば、赤板での切り替えや、ブーメランの作戦が分かっている上での切り替え。具体例を出しても良いけど、ここではやめておくよ(苦笑)。俺は最後まで自力選手と心中と思っているし、気持ちの通じ合いが“競輪道”じゃないかな」
続いて北津留翼の誘導の早期追い抜きに関して質問すると「結果、突っ張ってワンツーだしね。ルールだから守るもんだけど、ファンや翼にとっても可哀想。今、流行っている前立腺が綺麗に収まるサドルだから、思っていた以上に車が出てしまったのかも。連絡はしていないけど、噂だと、やりたい練習が出来ると、落ち込んでいないみたい。普段から鬼の様な練習をやっているのにね。確か、娘さん一人以外は、BMXみたいな大会で全国的に有名なはず。朝は、家族のローラー台の練習の音で目が覚めるらしい。賞金も2000万円あれば十分と言っていたし、小遣い制で、優勝しても夕飯はマックぐらい。自転車の部品もメルカリで買うと言っていた(笑)」。