2023/02/14(火) 09:15 0 14
伊東競輪「施設整備等協賛競輪in伊東温泉・花と海といで湯賞(GIII)」は16日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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郡司浩平の優勝で幕を閉じた静岡記念から中2日。同じ静岡県の伊東競輪場でGIII競輪が開催される。協賛競輪だが決勝3着以内に入ると、小倉競輪祭の出場権もゲット出来る。
シリーズリーダーはGII覇者の山口拳矢だ。捲りオンリーのイメージはあるが、今年に入ると決勝でも積極的に駆けている。やや頭打ちになっていたし、これは本人の意識改革だろう。苦手なロングスパートで、数字には表れていないが、本当に良くなるのは夏場以降かもしれない。それでも、ネームバリューからも、シリーズリーダーを務める。番手は川口聖二、山口泰生、長尾拳太の岐阜の先輩達で、川口聖二が番手のケースは逆転も考えられる。
生まれ故郷の岡山に戻った隅田洋介も乗れている。スプリンターで長い距離は踏めないが、混戦になった時の捲りは鋭い。直前の広島FIで優勝している。
前後は分からないが連係するのは中国地区の竹内翼。隅田洋介はアイスホッケーの有名選手で、竹内はサッカーの元Jリーガーだ。
近畿は石塚輪太郎の機動力が中心。カマシ、捲りの選手になってしまったが、厳しい近畿の競輪も経験している。短走路を踏まえれば、安全策で勝ち上がりはカマシがベストだろう。
番手は同県で選手会の支部長の稲毛健太。直前の岸和田FIでは、中西大の番手を特選、決勝とジカで競られており、良い勉強になったはずだ。
北日本は竹内智彦が指令塔で、櫻井祐太郎や坂本紘規が機動力タイプ。もちろん、竹内智彦は北日本の機動型が不在のケースは、関東や南関の自力選手と連係する。
関東は裏GIIIに強い山岸佳太がおり、これに神山雄一郎や磯田旭、高橋築が連係する。今節、神山雄一郎の900勝達成が実現する可能性もある。
九州は阿部将大、緒方将樹、青柳靖起がいて、松岡貴久がまとめ役。阿部将大は先行が持ち味だが、自在の動きも兼ね備えている。松岡貴久は後輩から人望のあるアニキキャラだ。
南関は青野将大に松坂洋平の神奈川勢で、3番手が地元の萩原孝之。青野将大は、元銀行マンで、協賛GIIIなら優勝も可能だ。あとは、忘れてはいけないのが、マークの鬼の地元渡邉晴智。