2023/02/10(金) 19:15 0 2
ーー初日は後ろのマーク選手が『やさしい。離れない様に駆けてくれた。あれでも7割くらいでしょ』って言っていましたよ。
堀:走る前にオッズを見て(笑)。お客さんの人気に応えられるように走らなきゃって。プレッシャーだけど嬉しいですね。
ーー自身の踏み応えはどうでしたか?
堀:綺麗に回せていたと思います。今、冬季移動で静岡に居るんですよ。そこでS班の守澤太志さん、新山響平さん、後は師匠の坂本貴史さん、永澤剛さん、木村弘さん、渡邉一成さん、高橋晋也さん達と一緒に練習させてもらって色々と得るものがあって充実した練習が出来ているんです。
ーー得るものって詳しく教えて貰ってもいいですか?
堀:ペダリングとか教えて貰ったり、盗み聞きとか(笑)。めっちゃ参考になりました。やっぱり上の人は色々経験して試してそこに行き着いているんだなぁって。守澤さんはサドルの角度が特殊なんですよ。でも、そこに行き着いたのは根拠があるから。僕もどこをどうすればいいか自分でよく考えるようになりました。
ーーペダリングは以前と考え方が変わった?
堀:僕は元々、競技をやっていたから『踏み』ばかりだったんです。でも、競輪では『引き』が大事。綺麗に回すには上半身も上手く使わなきゃって事に気付きました。ペダリングだけじゃなく、フォームも変わりましたね。本当にこの冬季移動が僕にとって大きかったです。期間も限られているし、少しでも吸収しようと練習も集中してやっています。半分は離れて後ろの人に迷惑を掛けちゃいけないってのもあるんですけど(笑)。
環境に恵まれている堀。でも、本人に向上心がなければ意味の無いこと。堀の純粋に強くなりたい気持ちとスポンジのように吸収できるピュアな心があってこそ。まだまだ強くなる堀から目が離せない。(アオケイ・梅田記者)