昨年はタイトルには届かなかったが、数多くの特別競輪の決勝の舞台を経験した小松崎大地。S班の新田祐大や新山響平の力を借りてGI覇者になるのは可能だろう。40歳を迎えた今、今年は勝負の年である。北日本ラインで菅田壱道と連係して、今節のシリーズリーダーだ。

　その菅田壱道は2班で予選からのスタート。準決迄は取りこぼしのレースをやりたくない。この北日本勢は強力で3番手、4番手を伏見俊昭と内藤宣彦が固める。

　神奈川勢も魅力的だ。北井佑季に福田知也は長い距離をもがけ、本線撃破の有力候補。

　関東は末木浩二、天田裕輝と小林大介がラインを組む。

　中部は徹底先行の竹内雄作に吉田敏洋で、味のある走りを魅せたい。

　A級戦は地元の小林潤二がS級下がりだが、1月開催の名古屋と小田原は共に決勝進出に失敗している。ここまでに、どう調子を上げ、どう自分に流れを引き寄せるかだ。関東で早坂秀悟を目標にするが脚質が真逆。早坂秀悟はダッシュが売りで、小林潤二は競技でも実績ある地脚タイプ。それでもA級戦なら小林潤二は早坂秀悟の踏み出しに離れないとみたい。

　遠征勢も不気味で松岡晋乃介に佐藤成人の中部近畿勢のカマシは強烈。

　北日本は荒澤貴史が点数を持っており高橋幸司や佐藤朋也次第になる。

　南関は新鋭の荒川仁が1月に特別昇班して、中井達郎がアシスト役になる。