2023/01/12(木) 20:00 0 0
前橋競輪場のミッドナイト「ウィンチケットミッドナイト競輪(FII)」は14日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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S級でも暴れん坊だった準地元の小林令が、存在感のある走りで完全優勝を目指す。自分でやる時は強引に位置取りをやり、目標のあるレースでは自分の事より前を庇う事を優先する。それで失格も多いが、これは本人の生き方。S級なら、みんな脚があるから受けてくれるが、A級戦は周りの選手が、そこまでの脚力がない。1回の失格でS級の点数が取れなくなる可能性もあり、安全運転も、時には必要だ。無理に内に切り込んだりせず、外併走からの捲りの方がベストかも。
同支部、上原龍が追加で入り、前後は流動的。上原は前回の静岡で2本バックを取っているからだ。S級の時なら小林令、上原龍の並びだが、前検日にきちんと確認したい。
12月の広島記念のレインボーカップでS級特進に失敗した飯田憲司だが、乗りに乗れている。カマシ、捲りの得意パターンで優勝を量産。S級特進を目指していた、名前のある新人選手の野望も打ち砕いている。このバンクの実績もあり、小林令が失敗するなら、この人の優勝だ。
番手は南関で前S級の山田幸司。ヨコよりタテのイメージだしスンナリなら逆転も可能だ。
実力者の高谷雅彦は、支部長職を務め、人格者としても有名。GIには手が届かなかったが、S級のトップ選手だった一人。北日本の自力選手が手薄で、準決は飯田憲司の番手も考えられる。
やや低迷期を脱出した樋口開土は関東の貴重な戦力。
地元横田政直も今年は勝負の年だ。
中四国地区は蒋野翔太が追加で入り、九州地区は名川豊や山口龍也が面白い存在。
チャレンジは当然、121期の新人選手の争い。松下綾馬、照井力斗、滝本幸正、中山拓人と4人いて、中山拓人が一番競走得点を持っている。優勝回数は3回同士の照井力斗と滝本幸正だ。