2023/01/03(火) 12:45 0 4
開催過多の期末や正月開催ともなると直前欠場が相次ぐもので、どの競輪場も選手を集めるのにもひと苦労だ。今シリーズも中0日の選手たちが多数参加しており、前検日当日の欠場もあるなど現場は終始バタバタだった。樋口もその中の1人で、12月31日に豊橋ミッドナイトを終えると、そのまま車を飛ばして1月1日が前検日の当地へやってきた。
「ミッドからのモーニング、これはきつい。でも、家で酒を飲んでいても稼げないし、どこも人が足りないから引き受けましたよ」
当地を終えるとようやく家路へつける。しかしこの後は中3日で伊東のミッドナイトが待っており、休む暇もない。
「ここがもしもミッドナイト開催だったら、帰らずに伊東近辺にいるつもりでした。明日は600キロをかけて帰ります。高速の下りならまだ渋滞はしていないでしょうし。でも帰っても確定申告とかいろいろあってバタバタ。ゆっくり酒を飲めるのは1日ぐらいでしょう」
12月は補充を含めて11走しており、疲れはピークに達しているはず。選手たちのこうした努力や協力があってこそ開催が成り立っていると感じさせられた。(netkeirin特派員)