師匠である落合達彦のグループと練習を積んできた山口真未は120期唯一の静岡所属ガールズレーサー。養成所の成績21人中4位。卒業記念レースでは3位に入った実力の持ち主だ。ホームバンクは伊豆の日本サイクルスポーツセンター、今回の静岡開催は地元なので力が入る。

「地元でデビューできるのはありがたいです。緊張もしていますが、楽しみも大きいです」。

　養成所卒業からこれまでは、ホームバンクで500ｍを走ったり、バンクが使用できない日は街道での練習を積んできた。また、ウェイトトレーニングも取り入れるなど準備にぬかりはない。ルーキーシリーズへの抱負については「自分のアピールポイントであるダッシュを活かして、毎回確定板(3着以内)に載って車券に貢献したい。自力を出しきって決勝進出を目標に、7月の本デビュー(チャレンジレース)をいい状態で迎えたいです」と語ってくれた。

　家族・友人からは「緊張しないで、落ち着いて、落車のないように」と無事や安全を心配されてここに臨む。元陸上選手、アラサーの夢は今まさに動き始めた。(netkeirin編集部)