2022/12/08(木) 20:45 0 7
松戸競輪場のナイター競輪「燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯(GIII)」が8日、開幕した。9Rの一次予選に出場した田中晴基と藤田大輔に話を聞いた。
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圧倒的な支持を集めた北井佑季が大方の予想通り前受けから突っ張り先行。そのままゴールまで力強く踏み切ると、田中晴基、藤田大輔の地元勢が続いてワンツースリーが決まった。
この地元の2人は失格点を抱えており、現時点ではS級点確保が厳しい状況にある。しかし今回の地元記念で“ホームラン”を打てば逆転の目があるだけに、一次予選を突破して安堵した。
今期失格2回の田中は「追加を断ってここに備えてきた」と万全の態勢で勝負駆けに臨んでいる。「初日はジャンで離れるかと思った(苦笑)。北井君とは何度も連係しているけど、いつも(追走で)いっぱいいっぱい。とりあえず離れず付いていけたし、あと3日、点数を上げられるように頑張ります」と気を引き締めた。
藤田は前回初日に痛恨の失格を喫したが「まだS級点は諦めてません」と真顔で答える。「諦めても何も良いことはない。地元記念だし何か起こるかもしれない(笑)。今回決勝に乗って、次も優勝に近い成績を残せればチャンスはあるはず。実際、前期も(厳しい状況から)点数を取れたので」。期末にめっぽう強い藤田の言葉だけに説得力がある。
2日目以降も田中と藤田の走りに要注目だ。(netkeirin特派員)